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更年期障害
Posted on December 13th, 2008 No comments症状は、ほてり、発汗、頭痛など
更年期障害の症状は表15―2に挙げてあるようにきわめて多岐にわたります。しかし、もっとも多いのは、ほてりや発汗、肩こりや頭痛、イライラやゆううつといった卵巣機能低下(女性ホルモンの減少)によるものや、自律神経失調による症状です。しかし、前述したように、これらの症状は個人によって現れ方や強さはまったく異なります。
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性器ヘルペス(陰部ヘルペス)
Posted on December 13th, 2008 No comments80%は症状が現れない
単純ヘルペスウイルスの感染によって起こる疾患です。このウイルスは、口腔[こうくう]、皮膚、目、脳などいろいろなところに感染して病変を起こします。I型とII型があり、性器(腟、外陰部)に感染するのはII型が多いといわれていますが、I型も感染します。性器ヘルペスは性器に感染しているヘルペスウイルスが性交によってうつる性病のひとつです。しかし、このウイルスの感染が起こっても、その80%は症状の現れない不顕性感染[ふけんせいかんせん]です。
再発型と急性型がある
性器ヘルペスには、再発型と急性型の2つのタイプがあります。再発型は感染したヘルペスウイルスが神経節に潜伏していて、からだの変調時(疲労、月経時、妊娠など)に、活性化して症状を起こしてきます。症状は小さな水疱[すいほう]や潰瘍[かいよう]の形成がおもなものです。症状がひどいのは急性型の場合です。急性型では、性交などの感染の機会があってから2〜7日して37〜38℃の発熱があり、外陰部に小水疱、浅い潰瘍が出現します。発熱しない場合もあります。強い疼痛[とうつう]を伴い排尿困難や歩行困難を起こすようになります。症状が進行すると子宮頸部[しきゆうけいぶ]、腟壁、膀胱内[ぼうこうない]にまで広がり、入院が必要となります。治療は、原因となっているヘルペスウイルスに対しては、アシクロビルという抗ヘルペスウイルス薬の軟膏[なんこう]、内服薬、注射などが症状に応じて使われます。対症療法としては、局所の疼痛を除くために、キシロカインゼリー局所麻酔薬をぬったり、消炎鎮痛薬の内服などが行われます。(安村鐵雄)
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尖圭コンジローム
Posted on December 13th, 2008 No comments原因は性行為によるウイルス感染
性行為によって感染する疾患で、原因はウイルス(ヒト・パピローマウイルス)感染です。このウイルスは別名いぼウイルスともいわれ、皮膚にできるいぼの原因となるウイルスの一種です。このウイルスに感染すると、その細胞が増殖して1mmから親指頭大ぐらいの腫瘍[しゆよう]となるのです。最近、このウイルス感染と子宮頸がん発生の関係が明らかになってきました。
外陰部に先のとがった腫瘍が多発する
症状は、外陰部に特徴のある先のとがった腫瘍が多発してきます。多くは腟[ちつ]の入り口や肛門付近にできますが、子宮頸部[しきゆうけいぶ]や腟にも出現することがあります。潜伏期は1〜6カ月で、平均3カ月くらいといわれています。治療は、いぼを外科的に切除する方法や電気焼灼[でんきしようしやく]、凍結療法、レーザー療法などがあります。薬物療法としては、抗腫瘍性の抗生物質の入った軟膏[なんこう]などを局所にぬる方法もとられます。この病気をもつ女性のセックスパートナーのほとんどに、同じ病気が発見されています。ですから、必ず一緒に診察と治療を受けるようにしてください。また、母子感染としては、母体尖圭コンジロームの産道感染により、新生児の外陰にコンジロームが発生するほか、咽頭乳頭腫[いんとうにゆうとうしゆ]などの発症が問題になります。
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バルトリン腺炎
Posted on December 13th, 2008 No comments腟[ちつ]の入り口側方の大陰唇[だいいんしん]後方にバルトリン腺という分泌液[ぶんぴつえき]を出す腺がありますが、そこに大腸菌、ブドウ球菌、嫌気性菌[けんきせいきん]、淋菌[りんきん]などの菌が感染して炎症を起こしたものをバルトリン腺炎といいます。炎症が起きると腺液の出口がふさがり、腺液がたまることで嚢胞[のうほう](カプセル)ができてしまいます。症状としては、大陰唇後方に腫れものができ、熱感や痛みを伴います。腫れものが大きくなると歩行や座るのに困難を感じるようになります。多くの場合、腫れものの中に膿[うみ]がたまってきます。診断は婦人科医により容易につきます。
進行すると手術が必要
治療は、早期の軽いうちなら、抗生物質と消炎薬で治りますが、進行してくると切開排膿[せつかいはいのう]あるいは、腫れものを摘出する手術が必要となります。切開をして排膿する処置では、一時的には治りますが、嚢胞[のうほう]が残ったままですので、また膿[うみ]がたまって再発がしばしば起こります。根治手術としては、バルトリン腺にできた嚢胞全体を取り除く方法がとられます。また、近い状態に保たれるためです。
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外陰そう痒症
Posted on December 13th, 2008 No comments外陰部がかゆくなる症状の呼び名
外陰そう痒症というのは、外陰部がかゆくなる症状に対する呼び名です。その原因としていくつかの疾患があります。しかし原因疾患のはっきりしない場合もまれにあり、このようなものは特発性そう痒症と呼ばれます。原因疾患としてもっとも多いのはカンジダによる腟炎[ちつえん]・外陰炎とトリコモナスによる腟炎です。そのほかに、細菌性の腟炎などでおりものが増え、その刺激によって起こる場合や、下着による接触皮膚炎(かぶれ)が原因となっていることもあります。子どもの場合は、蟯虫症[ぎようちゆうしよう]によって外陰部にかゆみが起こることがあります。お年寄りの場合は、まれに外陰がんの初期症状として、外陰部のそう痒感を訴えることがあります。かゆみの程度は、ごく軽いものから、強い場合は睡眠が妨げられるくらいになる場合もあります。
自己判断せず早めに受診
治療は、原因疾患を見つけ、その治療を行うのが原則です。原因不明の特発性そう痒症[とくはつせいそうようしよう]の場合には、対症療法がとられます。この場合、かゆみを抑える軟膏[なんこう]などをぬって治療します。かゆみが強いからといって、単に抗ヒスタミン薬のみを使っていても、原因疾患の治療をしなければ、いつまでも治りません。
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外陰炎
Posted on December 13th, 2008 No comments雑菌・細菌などの感染によって起こる
いろいろな原因によって外陰部に炎症が起こることがあります。ブドウ球菌など雑菌の感染によって起こることが多いのですが、ウイルス、真菌(カンジダ)、湿疹[しつしん]などが原因となることもあります。外陰部が赤く腫れる、痛む、熱をもつ、分泌液[ぶんぴつえき]が出るなどがおもな症状ですが、化膿菌[かのうきん]が入ると膿[う]んだり、ただれたりします。外陰部の皮膚に小さな傷ができたり、不潔な手指で強くひっかいたりしたときなどに細菌などが侵入・増殖して炎症が起こります。糖尿病などの病気で皮膚の抵抗力が弱っていると起こりやすいものです。まれではありますが、外陰がんの初期症状で、このような症状がみられることがありますので、早めに専門医の診察を受けることが大切です。
原因に応じた軟膏[なんこう]、内服薬で治療する
治療は、抗生物質、抗ウイルス薬あるいは抗真菌薬など原因に応じた軟膏、内服薬が使われます。また炎症に効果的な抗炎症薬、亜鉛華軟膏、副腎皮質ホルモン軟膏などがありますが、これらの薬は医師の指示に従って使用することが肝要です。
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萎縮性腟炎
Posted on December 13th, 2008 No comments加齢による腟粘膜の萎縮が誘因
更年期を過ぎるころになると、女性ホルモン(エストロゲン)の減少のため全身に少しずつ影響が出てきて腟の粘膜にも変化が起こります。腟の粘膜はやや薄くなり萎縮してくるため、充血を起こして出血したり、傷がつきやすくなってくることがあります。このような状態になっている腟粘膜は細菌も感染しやすくなり、容易に炎症を起こします。こうした腟炎は萎縮性腟炎ともいわれます。症状としては、黄色っぽいおりものがつづき、時には少量の出血を伴います。治療はエストリオール(女性ホルモン薬)の内服や腟錠を使用して、細菌感染が加わっていれば、抗生物質を含有した腟坐薬[ちつざやく]を1週間から10日間腟の中に挿入します。腟粘膜の萎縮がひどくなると、腟分泌液[ちつぶんぴつえき]も減少してくるため、性交も苦痛を伴うことが多くなります。
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非特異性腟炎
Posted on December 12th, 2008 No comments腟[ちつ]の自浄作用が低下して発症する
おりもの検査を行っても、トリコモナス、カンジダ、淋菌[りんきん]というような病原微生物が検出されず、原因のはっきりしない腟の炎症です。白色あるいは黄色のおりものが増え、時には血液が混じることもあります。また、膀胱炎[ぼうこうえん]のような症状(排尿痛)や下腹部痛を伴うこともあります。不潔になり腟の自浄作用が低下した場合や、タンポンなど異物が腟内に残置されたり、あるいは女性ホルモンの分泌[ぶんぴつ]の低下などにより細菌などが増殖してきて起こるものと考えられます。治療としては腟内に異物などがあれば、これを除去し、腟内をよく洗浄します。細菌が増殖していれば各種抗生物質の腟坐薬[ちつざやく]を挿入し、また女性ホルモンの低下による腟炎であればエストリオール腟錠を挿入します。治療は1週間から10日間行います。
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カンジダ腟炎(腟カンジダ症)
Posted on December 12th, 2008 No comments激しいかゆみ、おりものの異常が特徴
この病気は、カンジダという微生物(真菌、カビ類の一種)の増殖によって起こるものです。カンジダは、腟や外陰部の常在菌の一種で、非妊婦の15%、妊婦の20%以上で検出されるものです。しかし、検出されたからといってカンジダ腟炎というわけではありません。このカンジダが種々の原因で増殖して、腟や外陰部に炎症を起こし症状が出て初めてカンジダ腟炎といってよいでしょう(表15―1)。症状としては、外陰部およびその周辺に激しいかゆみがあり、濃いクリーム状またはカッテージチーズのようなおりものが増えてくるのが特徴です。なお男性の場合の症状としては、かゆみと発疹[ほつしん]などが出ることもありますが、無症状のことも多いようです。
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トリコモナス腟炎(腟トリコモナス症)
Posted on December 12th, 2008 No comments頻度が高く難治性のものもある
トリコモナス原虫の感染により起こるもので、腟の感染症のうちでも頻度の高いものです(表15―1)。女性の50%は一度は感染するといわれます。症状は、黄緑色か薄い膿性[のうせい]のおりものが増え、しばしば腟や大小陰唇[だいしよういんしん]のかゆみや痛みを伴います。また、腟壁や子宮頸部[しきゆうけいぶ]が赤く腫れ、性交痛や軽度の出血がみられることもあります。もし、この感染が尿道にまで広がると尿道炎や膀胱炎[ぼうこうえん]を起こすこともあります。感染が卵管にまで及ぶと不妊症の原因にもなります。トリコモナス原虫の感染は、主として性行為によって起こりますが、ぬれたタオルや湿った布、トイレのシートなどからも感染することがあります。成熟女性では頻度の高い疾患で、難治性のものもみられます。それは、トリコモナス原虫が配偶者の尿路、性器にも侵入し、これが再感染、再発の源となるからです(男性は一般に無症状です)。












