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  • 川崎病(急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群)

    Posted on December 22nd, 2008 サスケ No comments

    川崎病は、発熱、手足の変化、発疹[ほつしん]、目の充血、リンパ節の腫れなど、いろいろな症状がみられる原因不明の病気です。正式には、急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群と呼ばれますが、最初の報告者が小児科医の川崎富作医師であったことから、川崎病という病名が一般に用いられています。

    特に0歳と1歳の乳幼児に多くみられる

    川崎病は4歳以下の子どもに多い病気です。特に、0歳と1歳の乳幼児で約50%を占めています。1982年と1986年に大流行がありましたが、それ以外は、1年間に約8000人前後の子どもがこの病気にかかっています。男女別では男子が女子の約1.4倍です。兄弟姉妹で発病する人が約1%みられます。

    川崎病の診断

    川崎病は、いろいろな症状が次々と出てくる病気です。原因が不明のため、ひとつの症状や検査でこの病気を診断することはできません。厚生労働省の研究班によって川崎病の「診断の手引き」がつくられています。次に挙げる6つの症状のうち5つ以上あれば川崎病と診断されます。(1)5日以上つづく発熱(2)目の充血(3)唇の紅潮とイチゴ舌[ぜつ](4)全身の赤い発疹[ほつしん](5)手のひらと足の先が赤くなる(6)首のリンパ節の腫れこれらの主要な症状のほかに、下痢や嘔吐[おうと]、腹痛などの症状や、時には黄疸[おうだん]がみられることがあります。またBCGを接種した子どもでは、その部位が赤くなり一部はかさぶたになります。

    【合併症】

    川崎病は、合併症として心臓の障害を起こすことがあります。冠状動脈(冠動脈と「状」を略して呼ばれることも多い)という、心筋に酸素を送る血管が広がったり(冠状動脈拡張)、こぶができたりします(冠状動脈瘤[かんじようどうみやくりゆう])。こうした病変の生じた部分では、血流が渦をまき、結果として血管が狭くなったり、詰まってしまい、時には心筋梗塞[しんきんこうそく]や突然死を起こしてしまうのです。冠状動脈の拡張やこぶは、急性期(症状がある時期)の間は20〜30%の子どもにできますが、半数は6カ月〜2年くらいのうちに自然退縮します。(立澤 宰・永田正人)

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  • ジフテリア

    Posted on December 22nd, 2008 サスケ No comments

    ジフテリア菌の感染によって起こる病気で、以前は2〜5歳の幼児がかかりましたが、DPTワクチン(ジフテリア・百日咳[ひやくにちぜき]・破傷風[はしようふう]混合ワクチン)の普及により、成人に発病が移行してきました。1年に数人が国内で発病します。患者あるいは保菌者のせきやくしゃみによって飛沫感染[ひまつかんせん]します。ジフテリア菌は主として咽頭[いんとう]、喉頭[こうとう]、鼻腔[びくう]などの上気道粘膜で増殖し、強力な毒素を産生します。潜伏期間は約2〜7日です。のどに感染すると、38℃前後の高熱が出て、扁桃[へんとう]は、真っ赤に腫れ上がります。やがて扁桃に偽膜[ぎまく]と呼ばれる灰白色の膜のようなものが付着してきます。偽膜はほかの扁桃炎と異なり、無理にはがそうとすると出血するのが特徴です。重症型の場合は、偽膜が口腔[こうくう]内全体に広がり呼吸困難、チアノーゼなどで死亡することがあります。また、喉頭ジフテリアでは、犬の遠ぼえのようなせきが出現します。鼻に感染すると、鼻の中の粘膜がおかされて、鼻水や鼻づまりなどの症状がみられます。ジフテリア菌が産生する毒素は、血流にのって全身に運ばれ、心筋や神経をおかすことがあります。

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  • 百日咳

    Posted on December 22nd, 2008 サスケ No comments

    百日咳菌によって起こる、せきをおもな症状とする病気です。伝染力が強く、初夏から秋にかけて流行します。しかし近年は、予防接種の普及できわめて少なくなりました。かかりやすい年齢は0〜3歳くらいまでの乳幼児で、せきやくしゃみによる飛沫感染[ひまつかんせん]で感染します。この病気は、母親から免疫を受け継ぎにくいので、生まれたばかりの赤ちゃんにうつることもあります。特に、生後5カ月以下の乳児が感染すると、症状が重くなり、肺炎などの合併症を起こすと命にかかわることがあります。一度かかると一生免疫ができるため、二度とかかることはありません。潜伏期間は7〜15日。最初の約1〜2週間は、鼻水、くしゃみ、せき、微熱など、かぜと同じ症状です。発熱は伴わないことが多く、あっても微熱なのがひとつの特徴です。この時点では医師でも、百日咳とはなかなかわかりません。そのうちせきが徐々に増えて、特に夜間に激しくなります。爆発的なせきが連続して起こるため、息を吸うことができず苦しみます。せきが出きったところで、息を深く吸い込み、このときヒューという笛のような音(レプリーゼ)がします。乳児では、せきの発作の後に呼吸が止まったりすることがあるので、そのときは入院して人工呼吸が必要です。この時期は痙咳期[けいがいき]と呼ばれ、1〜2週間つづきます。その後、せきは徐々に軽くなりますが、その名前のごとく、数カ月せきが残ります。

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  • 溶連菌感染症

    Posted on December 22nd, 2008 サスケ No comments

    溶連菌感染症とは、A群溶血性連鎖球菌*(略して溶連菌)という細菌の感染によって起こる病気です。秋から初夏にかけて多くみられます。かかりやすい年齢は2〜14歳の幼児や学童で、特に5〜9歳にかかる子どもが約50%を占めています。溶連菌は、上気道から侵入すると、発育増殖して炎症を起こし、急性咽頭炎[いんとうえん]や急性扁桃炎[へんとうえん]として発病します。2〜7日の潜伏期の後、突然39〜40℃の高熱が出ます。首のリンパ節が腫れ、のどの痛みのほか、腹痛や嘔吐[おうと]を伴うこともあります。せきや鼻水、目の充血などはあまりみられません。咽頭を見ると、発熱して2日めごろから真っ赤になり、小さな出血斑[しゆつけつはん]が上顎[うわあご]にみられることがあります。扁桃も赤く腫れ、白い膿[うみ]がみられます。

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  • 手足口病

    Posted on December 22nd, 2008 サスケ No comments

    コクサッキーウイルスA16型、エンテロウイルス71型といった、いくつかのウイルスの感染によって起こる病気です。春から初秋にかけて流行します。かかりやすい年齢は1〜6歳で、特に1歳をピークとした3歳以下の乳幼児で70〜80%を占めています。2〜7日の潜伏期の後、病名のとおり手、足、口に水疱[すいほう](水ぶくれ)と丘疹[きゆうしん]が出ます。口の中では、頬[ほお]や唇の内側の粘膜、唇、舌、上顎[うわあご]や下顎[したあご]に1〜5mmの大きさの水疱ができ、痛みを伴います。しかし、すぐに破れて直径5〜6mmの平らな楕円形[だえんけい]の潰瘍[かいよう](アフタ性潰瘍)となります。同時に手のひら、足の裏など摩擦を受けやすいところに小さな水疱が、膝、おしりなどに丘疹が出てきます。水疱は楕円形で、指紋、掌紋[しようもん]など皮膚腺に沿ってできています。水疱や丘疹は3〜4日で乾燥し、1週間前後であとを残さずに消えてしまいます。発熱は一般に少なく、30〜50%の子どもに38℃前後の熱が1〜3日みられます。

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  • プール熱(咽頭結膜熱)

    Posted on December 22nd, 2008 サスケ No comments

    のどの咽頭炎、目の結膜炎を起こし、発熱を伴う病気なので咽頭結膜熱と呼ばれます。この病気は、以前アデノウイルスに汚染されたプールの水から感染することが多かったので、プール熱ともいわれていますが、のどからの飛沫感染[ひまつかんせん]と便や目からの感染も多くみられます。夏から秋にかけて流行し、小中学生がかかります。アデノウイルスにはいろいろな型がありますが、プール熱ではアデノウイルス3型による感染がほとんどで、4型や7型も少しみられます。5〜7日の潜伏期間の後、39℃以上の熱が4〜5日つづきます。咽頭炎は、のどが少し腫れているものから、扁桃[へんとう]が腫れてくるものまであります。結膜炎は、両目のときと、片方の目だけの場合があり、白目の部分とまぶたの裏側が真っ赤になります。涙、めやにが出て、目の痛みや異物感を訴えることがあります。普通は7日ほどで完治しますが、全身倦怠感[ぜんしんけんたいかん]や頭痛がしばらく残ることもあります。外来で20分程度で診断ができる迅速検査もあります。

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  • ヘルパンギーナ

    Posted on December 22nd, 2008 サスケ No comments

    ヘルパンギーナは、コクサッキーA群ウイルス、コクサッキーB群ウイルスおよびエコーウイルスといったウイルスが原因で起こる急な発熱をみる疾患です。潜伏期間は2〜7日で、おもに飛沫感染[ひまつかんせん]でうつります。7〜8月を中心とした6〜10月の間によく起こります。年齢は4歳以下の子どもで、もっとも多いのは1歳です。

    口内に特徴のある水疱[すいほう]が現れる

    突然、39〜40℃の高い熱が出てきて、のどの痛みを訴えます。不機嫌で食欲もありません。小さい子どもでは嘔吐[おうと]、年長児では頭痛を伴うことがあります。口を開けてのどを見ると、のどは赤く、口蓋垂[こうがいすい]の上あたりに、直径2〜5mmの小さな水疱(水ぶくれ)が数個から十数個みられます。この水疱はやがて破れて小さな潰瘍[かいよう]となり痛みを訴えます。熱は1〜4日で下がり、7日以内に多くは完治します。

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  • インフルエンザ

    Posted on December 22nd, 2008 サスケ No comments

    急激に発熱し、全身状態が悪くなる

    インフルエンザウイルスの感染で起こる病気で、毎年11〜2月にかけ流行します。伝染力が強く伝染する速度も速いので、幼稚園、小学校、中学校で大流行します。せきやくしゃみ、鼻水によって飛沫感染[ひまつかんせん]します。インフルエンザは、A型、B型、C型がありますが、A型とB型が人に感染します。潜伏期は1〜2日と短く、悪寒[おかん]、発熱が急激に起こります。年長児では、頭痛、全身倦怠感[ぜんしんけんたいかん]、筋肉痛、関節痛、腹痛などのいわゆる全身症状を訴えます。乳幼児では、熱性けいれんから始まることもしばしばあります。熱は39〜40℃が2〜5日間つづき、それに伴ってせきやのどの痛みも出てきます。だいたい1週間くらいで、解熱とともに症状は落ちついてきますが、体力が低下して全身のいろいろな合併症を起こしやすいので、十分な注意が必要です。のどや鼻のぬぐい液を用いてインフルエンザ感染を約20分程度で診断できる検査が医療機関で用いられています。

    インフルエンザの合併症

    合併症としては肺炎、中耳炎、脳症、心筋炎、筋炎などがあります。インフルエンザ脳症は、厚生労働省の調査によると1999年217人、2000年109人、2001年55人が報告されています。年齢は5歳以下が70〜80%であり、特に2歳以下が40〜47%と多く、重症となります。脳症にかかると26%が後遺症を残し、30%は死亡します。症状としてはけいれん、不機嫌、涕泣[ていきゆう]、悪心[おしん]、嘔吐[おうと]などとともに、発熱後約1日で意識障害や神経症状が急激に出現します。痙攣[けいれん]、ぐったりしたり、わけのわからないことを言いだしたりしたら、すぐに医療機関への受診が必要です。合併症を起こすと、入院して治療しなければならないこともあります。

    インフルエンザの手当てと治療

    発熱しているときは、安静にし頭を冷やしてあげましょう。顔色や意識などに変化がないか、注意深く観察することが大切です。部屋の温度は暑からず寒からずとし、湯気を立てるなどして湿度を保ちましょう。十分に水分を与え、消化のよい食べ物を与えるように心がけましょう。解熱薬のアスピリンやメフェナム酸、ジクロフェナックナトリウムは、インフルエンザのときには使用しないよう勧告されています。解熱薬を使用するときは医師の指示に従ってください。

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  • ウイルス性胃腸炎

    Posted on December 22nd, 2008 サスケ No comments

    かかりやすい年齢と原因ウイルス

    下痢や嘔吐[おうと]を主症状とする感染による急性胃腸炎は、細菌性のものとウイルス性に分けられますが、乳幼児の場合は大部分がウイルス性胃腸炎です。潜伏期間は1〜3日程度と短く、主として経口感染でうつります。

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  • 伝染性紅斑(リンゴ病)

    Posted on December 21st, 2008 サスケ No comments

    パルボウイルスB-19の感染によって起こります。両頬がリンゴのように赤くなるのでリンゴ病とも呼ばれます。冬から春にかけて多く、かかりやすい年齢は小学校の低学年ですが、時折幼稚園や中学校でも集団発生がみられます。潜伏期間は17〜18日で主として飛沫感染[ひまつかんせん]でうつります。患者の鼻水などからうつります。症状は発疹[ほつしん]がおもで、顔の発疹が現れる7〜10日前に微熱や鼻水などの軽いかぜ様症状がみられることがあります。両方の頬に、少し盛り上がった境界がはっきりした紅斑[こうはん]がみられます。鼻を中心として蝶[ちよう]が羽を広げたようであり、ほてりやかゆみを伴います。1〜2日たつと腕の外側や太ももの前面にも、レース状・網目状をした、やや隆起した発疹が現れます。これが、おしりに出ることもあります。1週間前後で発疹は消失しますが、10〜30%の人では、摩擦、入浴などの刺激が加わると、一度消えた発疹が再び出てくる場合もあります。妊婦が感染すると、流産や死産、胎児貧血を起こすことがあります。

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