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ED
Posted on December 11th, 2008 No comments増加している器質的ED
今までは、EDは性的衝動に始まり射精に終わる一連の性的行為のうち、いずれかの部分に障害があって完全な性交ができないことを総称していました。しかし最近では、男性の陰茎[いんけい]が十分に勃起[ぼつき]できないために女性の腟内[ちつない]に挿入できないか、あるいはたとえ挿入できたとしても、これを維持できない状態を呼ぶようになってきました。EDには大きく分けて3つの種類があります。ひとつは器質的ED、次に機能的EDと混合型です。器質的EDは内分泌疾患、神経疾患あるいは骨盤のがんの手術後などのように、なんらかの器質的な原因によってEDになっているものです。機能的EDとは、勃起機能をもっているのにもかかわらず、EDである場合で、精神的ショックあるいは新婚EDのような心因性の原因によるものです。混合型とは糖尿病とかお年寄りのEDのように器質的と機能的の両方の要素を含んでいるものの総称です。
治療は原因が多岐にわたるため複雑
機能的EDの場合は、環境の調整、性教育のほか、専門家によるカウンセリングが必要です。混合型のEDに効く特効薬はありません。逆に、習慣的に内服している薬剤がEDの原因になっていることもあるので、調査し、考えられる薬剤の服用を中止します。特に降圧薬、睡眠薬、ホルモン薬の中にはEDを誘発するものもあるので注意が必要です。深酒、過労を禁止し、規則正しい生活態度が望ましいことはいうまでもありません。一般にビタミンB剤、少量の鎮静薬は勃起[ぼつき]能力を高める作用がありますが、これも特効薬ではありません。男性ホルモン薬を使用する場合は特に医師の指導のもとで行うことが必要です。海綿体機能が正常なEDには特殊な血管拡張薬の局所注射はよく効きますが、これも専門医の指導で行うべきでしょう。最近開発されたクエン酸シルデナフィルや塩酸バルデナフィルはきわめて有用性の高い薬剤で、一部の器質的EDを除いて多くのEDに効果があります。薬理的に、勃起のメカニズムの論理にあった薬剤です。一般には安全性の高い薬剤といえますが、使用にあたっては必ず医師の指導を受けるべきです。そのほか、特殊な補助具も開発され、将来大いに期待がもてる時代に入りました。(岡本重禮)
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尿道下裂
Posted on December 11th, 2008 No comments尿道の奇形としてかなり多くみられるものです。先天的な異常ですから、生まれたときからあるのですが、軽度な場合には、幼児期になるまで気がつかないこともあります。普通、尿道は亀頭[きとう]の先端に近いところで開口するのですが、尿道が陰茎[いんけい]の下面に開口しているのが尿道下裂です。軽度な場合には亀頭の直下、中等症では陰茎の中間に、さらに重症になれば陰嚢[いんのう]に開口しています。尿道下裂で困るのは、男の子でありながら男性のトイレで排尿ができないことと、将来結婚しても、性交時に腟内[ちつない]に射精ができず、腟外射精になってしまうことです。したがって、この2つに問題がない程度の尿道下裂ならば、治療の必要はありません。
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包茎
Posted on December 11th, 2008 No comments普通、陰茎[いんけい]の先の亀頭[きとう]は、幼児までは包皮という皮膚におおわれています。しかし、成長すると亀頭が露出してきます。成長しても亀頭が露出しないもののうち、手で簡単に露出できるものを仮性包茎といい、露出の困難なものを真性包茎といいます。米国では一部に新生児のうちに形成手術をする習慣があり、このときにはガムコウクランプという器具を使用し、新生児を無麻酔下で手術し、包茎をなおしてしまうのですが、わが国の場合は親が見て、問題があると思えば専門医に相談するのがよいでしょう。
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男性不妊
Posted on December 11th, 2008 No comments不妊の原因はもっぱら女性のせいにされてきましたが、実際には男性に原因があることが全体の60〜70%といわれています。これを男性不妊といいます。原因としては、精巣[せいそう]の中の精子形成の障害、精管の通過障害、精巣上体[せいそうじようたい]や前立腺[ぜんりつせん]など副性器の異常などが挙げられます。このうちもっとも多いのが精子形成障害です。精子は、精巣の精細管の中でつくられるのですが、これには脳下垂体から出る性腺刺激ホルモンや、さらに上位の視床下部にあって脳下垂体を刺激するホルモン(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)の存在が必要です。このシステムに異常がある場合に精巣における精子形成が悪くなるといわれています。そのほか精子の形成を悪くするものとして、甲状腺[こうじようせん]の機能が悪い場合、停留精巣[ていりゆうせいそう]、精索静脈瘤[せいさくじようみやくりゆう]*などの病気も原因となると考えられています。
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精巣水瘤(陰嚢水腫)
Posted on December 11th, 2008 No comments男の子では最初、精巣は腹腔[ふくくう]の中にあり、それが生まれる少し前になって陰嚢[いんのう]の中におりてくるのですが、このとき腹膜も陰嚢内にトンネル状に伸びてきます。やがて陰嚢中の腹膜は閉じますが、精巣の部分にだけ、膜のすき間ができます。この中に液体がたまったものが精巣水瘤で、この膜が閉じずに途中のすき間に液体がたまったものが精索水瘤[せいさくすいりゆう]です。本質的には同じ病気で、両方を一緒にして陰嚢水瘤(陰嚢水腫)といいます。
赤ちゃんの場合
精巣水瘤[せいそうすいりゆう]は生まれつき、だれにでもありますが、普通はだんだん吸収されてしまいます。液体の量が多く、うまく吸収されない場合が赤ちゃんの精巣水瘤です。この場合、鼠径ヘルニア[そけいヘルニア]も一緒にみられることもあります。赤ちゃんの精巣水瘤は数回、針で液体を除いてやると治ってしまうこともあります。
大人の場合
大人に起こる精巣水瘤[せいそうすいりゆう]は原因不明のことが多いようです。しかし、外傷、精巣のがん、精巣上体炎[せいそうじようたいえん]のような陰嚢内[いんのうない]の病気に伴って起こることもまれではありません。一般に、精巣水瘤は触ってみて弾力があること、懐中電灯などで陰嚢を外から照らすと液体が透けて見えることで素人でも診断がつきます。医師は診断を兼ねて、注射針で液体を抜き、抜いた液体に異常な細胞があるかどうかを検査します。大人の場合には、手術をする以外に治す方法はありません。しかし、小さい陰嚢水瘤ならば放置しておいてもさしつかえありません。あまり大きいものは精巣に対する影響を考え、手術するのがよいでしょう。
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停留精巣
Posted on December 11th, 2008 No comments停留精巣は生まれつきの病気で、本来は陰嚢[いんのう]の中に下降すべき精巣が、途中でつかえている状態をいいます。停留精巣には、2つの種類があります。ひとつは解剖学的に通過障害があり、陰嚢に下降できずに、鼠径部[そけいぶ](ももの付け根)でつかえたままになっている状態で病的な意味は少ないものです。この場合、精巣は正常に育っていきます。学童期ごろまで経過をみていくうちに、自然に陰嚢内におりてくることもよくあることです。しかし、どうしてもおりないときには、手術によって精巣を陰嚢内に固定することが必要です。この停留精巣の場合、次に記述する“本物”の停留精巣との区別が必要ですが、鼠径部に触れる精巣を手で陰嚢のほうへ押してやると、陰嚢の中におりてくるのが普通です。もうひとつは本物の停留精巣で、性腺刺激ホルモン[せいせんしげきホルモン]の不足による男性ホルモン分泌の減少がかかわっていると思われます。この場合、内分泌学的な原因があり、精巣における精子の形成も悪くなります(また将来、精巣のがんになる可能性も高いといわれています)。したがって、なるべく早く手術によって陰嚢内に固定するのがよいと思います。ホルモン療法はほとんど治らないばかりかその副作用を考えれば、しないほうがよいでしょう。
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精巣炎、精巣上体炎
Posted on December 11th, 2008 No commentsほとんどは、おたふくかぜに伴うもの
精巣炎は精巣に炎症が及んだときに現れてきます。精巣は不思議に細菌には強い抵抗性をもっているために、細菌性の精巣炎*はほとんどありません。精巣炎のほとんどがおたふくかぜによるもので、おたふくかぜの約20%にみられます。この場合、後遺症として無精子症になり、将来、男性不妊の原因となることがあります。
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前立腺肥大症
Posted on December 11th, 2008 No comments前立腺肥大[ぜんりつせんひだい]は中年以降の男性に多い
正常の前立腺の発育は、50歳で横ばいとなりますが、なんらかの引き金で、50歳を過ぎるころからもう一度大きくなっていくことがあります。これが前立腺肥大症です。この引き金については不明な点も多いのですが、元来、前立腺として活発な機能を営んでいる前立腺の外側の部分*(外腺)の機能が衰え、内側の部分(内腺)に男性ホルモンが取り込まれ、そこで男性ホルモンが活性化されて前立腺の細胞が増殖し、肥大すると説明されています。
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慢性前立腺炎
Posted on December 10th, 2008 No comments前立腺炎は、細菌が尿道を経て前立腺に侵入し、炎症を起こす病気で、急性前立腺炎と慢性前立腺炎とがあります。原因となる起炎菌は、大腸菌をはじめ、淋菌[りんきん]、ブドウ球菌、緑膿菌[りよくのうきん]、連鎖球菌などです。
早期治療で予後はよい急性前立腺炎[ぜんりつせんえん]
急性前立腺炎は、膀胱炎[ぼうこうえん]などの尿路感染症が前立腺にまで広がって起こります。発熱、排尿痛などがおもな症状です。炎症が進行すると尿道からの膿[うみ]の排出がみられます。この病気は早期に治療すれば比較的予後もよく、10日ぐらいの経過で治癒します。
慢性前立腺炎[ぜんりつせんえん]は壮年男性に多い
一方、頻度も高く、症状が持続し、よくならず、医師も患者さんもともに悩むのが慢性前立腺炎です。この病気は急性前立腺炎の後、慢性化してなることもありますが、多くは、最初から慢性型で出ることが多いようです。慢性前立腺炎は、比較的年齢の若い、まだ性生活の活発な男性から壮年までの男性に発病しますが、不思議とお年寄りには少ないようです。70歳を過ぎてかかる人はまれですし、また若いときからの慢性前立腺炎でも、70歳を過ぎて症状がつづく人もきわめてまれで、その点、アレルギー性疾患に似ています。症状は比較的急に始まります。ある日突然、尿道から出血したが、どうもそのときからよくないなどと訴える人が多いようです。症状は一定しませんので、ノイローゼの不定愁訴[ふていしゆうそ]などと間違われることもあります。共通する症状としては、会陰部[えいんぶ]の不快感、鼠径部[そけいぶ]の鈍痛などがあります。












