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骨腫瘍
Posted on December 5th, 2008 No comments骨や関節の動きに影響すれば手術も
骨が盛んに成長しているときには腫瘍もできやすく、その頻度は高くありませんが、いろいろな骨腫瘍がみられます。骨腫瘍は腫れ、痛み、変形などで気づかれます。悪性か良性かはX線写真や血液検査で判断できますが、時には腫瘍の一部を手術で取り出して調べなければわからないことがあります。良性腫瘍の治療は、放っておいてもかまわないものもありますが、次のような場合には手術が必要です。腫瘍がどんどん大きくなってくるとき、腫瘍が大きくて骨折の危険性が高いとき、変形が強いとき、関節の動きが制限されるとき、痛みが強いとき、周りの神経や血管に障害が及ぶときなどには、手術を考えたほうがよいでしょう。
膝や足関節に悪性腫瘍ができることも
悪性腫瘍は、4〜6歳ごろの幼児期に多いユーイング肉腫と、10歳代に多い骨肉腫が代表的なものです。膝関節や足関節の近くにできやすく、腫れや痛みなどで気づかれます。治療は、薬による内科的治療と、手術により腫瘍を取り出す外科的治療があり、両方を組み合わせて行います。診断技術の進歩、薬による治療の進歩によって、以前は切断しか治療法がなかった病気に対しても最小限の手術で、よい治療結果が得られるようになってきました。(岩谷 力)
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肘内障
Posted on December 5th, 2008 No comments関節部の橈骨[とうこつ]の靱帯[じんたい]がはずれる
2〜3歳の子どもがお母さんと手をつないで歩いていて、子どもが転びそうになったので手を引っ張ったところ、急に泣き始めて手を動かさなくなった、というのが肘内障の典型的な起こりかたです。これは腕を強く引っ張ったために、肘[ひじ]の関節の袋(関節包)が一部分ずれてしまうためです。このとき、子どもは腕を動かそうとせず、肘の外側の部分(橈骨頭)にさわると痛がります。肘内障は、何回かくり返す子もいますが、大きくなると起こさなくなるものです。
整復は簡単
整復するには、子どもの腕を伸ばしたまま、片方の手で肘[ひじ]を、もう一方の手で手首を持ち、引っぱりながら肘をゆっくりと曲げます。すると肘関節の外側にコリッとした感じとともに整復され、子どもは一時泣きますがすぐに腕を上げ手を使い始めます。くり返し起こす子では、一度は周りの大人が整復を試みてもよいでしょうが、自信がなかったり、整復を試みた後にもお子さんがひどく泣きつづけるときには、整形外科医を受診してください。
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肘周辺の骨折
Posted on December 5th, 2008 No comments【上腕骨顆上骨折[じようわんこつかじようこつせつ]】
もっとも多い骨折で、高いところから落ちて手をついたときに起こりやすいものです。肘の関節の周りが強く腫れて、時に内出血がみられ、腕がブラブラとなってしまいます。痛みが非常に強いときには血管が圧迫されていたり、腫れが強いために手にいく血液の流れが障害されて、筋肉や神経が死んでしまう危険があります。すぐに整形外科医に診てもらいましょう。治療は、整復してギプス固定することが原則です。しかし、腫れがひどかったり、手指がしびれたり、手首で脈が触れにくかったりするときには、入院のうえ、腕を牽引[けんいん]して治します。牽引でも骨折が元に整復できないときには、手術が必要です。
【上腕骨外顆骨折[じようわんこつがいかこつせつ]】
これは上腕骨の外側の部分だけが折れるものですが、関節の中に骨折が及んでいるため、手術が必要になることが多い骨折です。小さな子どもでは、この部分はまだ軟骨のままであるため、X線写真でも骨折がよくわからないことがあります。また、折れた部分の骨が筋肉の力で引っ張られて、元の位置から大きく離れてしまうことも珍しくありません。このような場合には、手術が絶対必要です。不幸にしてくっつかなかった上腕骨外顆骨折では、成長とともに肘が外側に曲がった変形(外反肘[がいはんちゆう])が目立ってきて、指をまっすぐに伸ばせない、小指、薬指がしびれるなど神経の障害が出る恐れが強くなります。はじめに正しく診断して、治療することが大切です。
【橈骨頸部骨折[とうこつけいぶこつせつ]】
この骨折では、骨片が大きく離れてしまうことはありませんが彎曲変形[わんきよくへんけい]が起こります。彎曲が強い場合には手術が必要になります。
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特発性側彎症
Posted on December 4th, 2008 No comments側彎症は背骨が横に曲がっている状態です。側彎を起こす病気はたくさんありますが、もっとも多いのは10歳以後の思春期にみられる原因がはっきりわからない特発性側彎症です。女の子に多く、立ったときに背中を後ろから見ると肩の高さが違う、腕をだらりとさげたときに腕とウエストの間の間隔が右左で違う、前にお辞儀したときに右左の肋骨の高さが違うなどの症状で気づかれます。
体操療法、装具で矯正、必要なら手術
背骨の曲がりは成長期には進行する可能性が高いのですが、骨格が大人のものになってしまえば進行は止まります。その時期は男子ではだいたい15歳、女子では生理が始まってから1〜2年後です。この時期以後には程度のひどい側彎症を除けば進行する恐れはありません。側彎症は程度が軽いうちは多少見た目が悪いくらいのことですが、ひどくなると胸郭[きようかく]が変形するために肺や心臓に影響が出てきます。治療は程度が重い場合、または進行の恐れが強い場合に行われます。最初は、コルセットと体操*で治療します。コルセットは成長終了期まで何年にもわたってつけなければならず、からだの動きも制限されますので、いやがる子も多いものです。よくお医者さんと相談してください。X線写真で彎曲[わんきよく]が60度を超す場合には、手術がよいでしょう。手術は背骨を金属の棒でまっすぐに保ち固めるもので、手術の技術が進歩して安全に行えるようになりました。
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野球肘
Posted on December 4th, 2008 No comments成長期の子どもが野球をしすぎて、肘の関節の軟骨に異常を生じるものです。肘を使いすぎると肘関節の軟骨が傷ついたり、はがれたりして、痛みを生じます。関節の動きが悪くなり、変形し、さらには成長が遅れたりします。子どものからだは傷つきやすいので、痛みをこらえて、または疲労に歯を食いしばってがんばらせることはやめましょう。最近、少年野球の投手には1日の投球数を制限したり、カーブを投げさせないようにするなど、使いすぎに対し配慮がされるようになりました。
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ペルテス病
Posted on December 4th, 2008 No comments成長期の子にみられる股関節[こかんせつ]の病気
5〜8歳ごろの活発な男の子が、熱もなく、運動の後に足を引きずって歩く、股の付け根や太ももを痛がるときには、この病気が疑われます。この痛みなどは少し休めば取れてしまいます。しかし、よく見ると太ももの筋肉がやせていたり、あぐらがかけなかったりといったことがわかります。ペルテス病は成長期の子どもの股関節の病気です。大腿骨[だいたいこつ]の骨頭の部分が弱くなって崩れるために起こります。その原因は大腿骨頭[だいたいこつとう]への血液の流れが悪くなるためといわれます。その血液の流れが悪くなる原因はよくわかっていません。大腿骨頭はいったんは崩れますが、2〜3年後には再び血液の流れが元に戻って、形も元に戻ってきます。大腿骨頭の崩れる程度が軽い場合にはほとんど跡形なく治りますし、大腿骨頭半分以上が崩れてしまった場合には、もともと丸かった骨頭が扁平な形となって治ります。どのような治療をしても、崩れてから元に戻るまでの時間は変わりません。そこで治療は子どもの活動性をできるだけ制限せずに、大腿骨頭をできるだけ丸い形に戻す目的で行われます。
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O脚、X脚
Posted on December 4th, 2008 No comments骨の形成に問題あるときは矯正が必要
1〜3歳の歩きはじめたお子さんでは、O脚が目立つことがよくあります。足をそろえて立つと両膝の間が広くあき、つま先が内側を向いているというのが特徴です。O脚の中には、骨の病気によって起こる場合もありますが、大部分のO脚は放っておいても3歳までには治ります。2歳までの間にだんだんひどくなるO脚は、整形外科医に診てもらいましょう。X線写真で骨に異常がなく、症状の進行が急でなければ様子を見るのがよいでしょう。まれですが、くる病や、生まれつき骨の形成に問題のある病気によるO脚では、X線写真で異常がみられます。変形があまりに強いときには装具による矯正をします。3歳を過ぎても改善がみられないときには、手術による矯正を行います。
骨や関節に異常がなければ様子を見る
O脚に比べX脚が問題となることはまれです。普通でも3〜4歳以降に子どもの膝はX脚の傾向が強くなり、6〜7歳までには目立たなくなります。したがってO脚と同じように骨や関節に異常がない場合には、様子を見ましょう。変形がひどく、歩くときに両膝がぶつかるために転びやすいときには、装具をつけるのがよいでしょう。
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化膿性関節炎、骨髄炎
Posted on December 4th, 2008 No comments早く気がつくことが大切
骨や関節が化膿菌により炎症を起こすことがあり、早くに気がつけば完全に治ります。発見が遅れますと、後遺症が残る可能性が高くなります。赤ちゃんに多い病気ですが、どの年齢のお子さんにも起こります。熱が出て機嫌が悪く、食欲も落ちて手足を痛がって動かせない、痛いところは赤く腫れ、熱をもっているといったときには、骨または関節の炎症を疑ってください。赤ちゃんでは、おむつを換えたり衣服を着せかえるときにひどく泣くといったときには、注意してください。骨髄炎は大腿骨[だいたいこつ]、下腿骨、上腕骨、前腕骨などに多く、関節炎は股関節[こかんせつ]、膝関節[しつかんせつ]に多くみられます。
変形や成長障害を残すことも
化膿菌に感染して数日の間は、X線写真には変化がみられないため、診断が難しいのですが、すみやかに治療を始める必要があります。上のような症状があるときは、急いで、整形外科のお医者さんに診てもらいましょう。早く診断をつけて、化膿止めの抗生物質を使うことと、膿[うみ]がたまった場合にはできるだけ早く切開して膿を出さなければなりません。膿を出すのが遅れますと、骨や関節が壊されて、あとに変形や成長障害を残すからです。お子さんが熱を出して手足を痛がるときには、一応、こうした病気のあることも頭に入れておいてください。早くに気づいて治療をすれば問題を残さずに治ります。
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先天性股関節脱臼(先天股脱)
Posted on December 4th, 2008 No comments昔は、赤ちゃんの病気として非常に多かったものですが、乳児健診、脱臼予防を考えた育児法の普及などによって少なくなりました。
股関節のずれを早く見つける
股関節がはずれていても、赤ちゃんはなんの症状も訴えません。おむつを換えるときに、股の開きが悪くないか、脚の長さが違わないか、股の内側のしわの深さや数が右左で違わないかなどに注意してください。お子さんが歩き始めてからは、脚をひきずって歩いていないかなどに気をつけてください。
股関節をずれさせないための注意点
原因ははっきりしませんが、きついおむつや窮屈な産着が、脱臼を引き起こすことはよく知られています。生まれたばかりの赤ちゃんには、脚全体を曲げたカエルのような姿勢が自然なのです。きついおむつや産着を着せますと脚が伸びてしまいます。このような脚の伸びた姿勢は、赤ちゃんにとって不自然で、一部の赤ちゃんでは股関節がはずれてしまうのです。そのようなことを防ぐために股おむつとし、下肢の動きを制限しないゆったりした着物で育ててください。
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外反足、扁平足
Posted on December 4th, 2008 No comments【外反足】
内反足とは逆に、足の裏が外側を向いている変形です。新生児で、足の裏の“つちふまず”が反り返って、足の甲が下腿[かたい]の前面にくっついてしまうような場合があります。このような変形も、手で簡単に矯正できればそのまま何もしなくても2〜3カ月のうちには自然に治ります。もし、変形が手で矯正できない場合には、内反足と同じように手で少しずつ矯正し、ギプスを巻かないといけません。
【扁平足】
歩き始めた子どものつちふまずが見えず、足の内側だけで体重を支え、外側の部分が浮いてしまっていることがあります(扁平足、または外反扁平足)。このような変形は、歩き始めの子どもに時々みられますが、ほとんどは3歳ごろまでに自然に治ります。つま先立ちしたときに子どもの足を後ろから見て、つちふまずの部分がへこんで見えるようであれば心配いりません。程度の重い場合には、靴の中につちふまずを持ち上げ支えるような簡単な装具(足底板)を用いるのがよいでしょう。












