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パーキンソン病、パ−キンソン症候群
Posted on November 30th, 2008 No commentsパーキンソン病*は、脳神経系の病気の中でもっとも患者数の多いもののひとつです。日本全国で10万人以上存在すると思われます。
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脳膿瘍
Posted on November 30th, 2008 No comments血流にのって脳の中に化膿菌[かのうきん]が入り、炎症を起こして膿[うみ]がたまった状態をいいます。副鼻腔炎[ふくびくうえん]や肺の感染症などの原因となっている菌の侵入、先天性心疾患、がんや膠原病[こうげんびよう]などで、からだの抵抗力(免疫)が弱くなっている状態のときに起こりやすいものです。原因となる病気がはっきりしない場合もあります。症状としては頭痛、吐き気、麻痺[まひ]、運動失調*、言語障害、けいれんのほか、発熱がみられます。CTスキャンやMRI検査をすればすぐに見つかりますが、脳腫瘍[のうしゆよう]と似ている像を呈するので、専門医のきちんとした診断が必要です。(栗原照幸)
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脊髄炎
Posted on November 30th, 2008 No comments脊髄炎は、かぜなどの感染症の後や、下痢症を起こしてから約1週間から10日後に起こることがあります。これを感染後の脊髄炎と呼びます。炎症を起こした部位から下の運動や感覚の障害と、尿や便が出ないなどの症状が起こることが特徴的です。これはウイルスなどの病原体の直接感染によって起こるのではなく、感染後にアレルギー反応が脊髄で起こって、脊髄に障害が起きたものと考えられています。副腎皮質ホルモン薬で治療するとかなり回復します。予防としては、かぜや下痢症なども、軽視しないで早く治るようにからだを休めて、体力がつくように栄養、水分、睡眠を十分とりましょう。
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脳炎、髄膜炎
Posted on November 30th, 2008 No comments脳炎には、よく知られているものとして、日本脳炎、重症になる脳炎としては単純ヘルペス脳炎が挙げられます。いずれもウイルスの感染によるものです。
頭痛、発熱、吐き気、項部硬直[こうぶこうちよく]が起こる
脳炎では、発熱、頭痛のほかに意識障害やけいれん、脳実質が障害された徴候(麻痺[まひ]や失語症など)が出現することが特徴的です。髄膜炎[ずいまくえん]では、発熱、頭痛、吐き気などのほかに、首を前に曲げようとすると抵抗がある状態(項部硬直)、つまり首がかたくなるのが特徴的です。脳炎のように知能障害や脳実質が障害された徴候は、普通はありませんが、結核性髄膜炎*では、脳炎のような症状がみられることがあります。
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脊髄損傷
Posted on November 30th, 2008 No comments脊髄は頸髄[けいずい]、胸髄[きようずい]、腰髄[ようずい]、仙髄[せんずい]からなっています。外傷で起こりやすいのは頸髄と腰髄の損傷です。交通事故や転落事故などで多く起こります。オートバイなどではヘルメットをかぶっていて頭蓋骨[ずがいこつ]は保護されています。けれど頸髄は保護できないので、転倒やあるいは車と衝突して投げとばされ、道路に打ちつけられたときに頸髄の損傷を起こすことがあります。脊髄損傷では両上肢、両下肢が麻痺[まひ]して感覚もわからなくなり、排尿や排便もできなくなることがあります。脊髄の上部の傷害ほど広範囲に麻痺が及びます。脊髄の傷害では、そのほかに性機能障害を起こすことが特徴的で、男性では勃起障害(ED)になったりします。脊髄の障害は早急に手当てをする必要があり、初期治療が遅れると麻痺が回復しないことがあります。
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頭部外傷
Posted on November 30th, 2008 No comments【脳振盪[のうしんとう]】
頭部を打撲したり、あるいは強く振られたりしたときに、頭蓋内[ずがいない]の脳が強くゆすられて一時的に意識の障害を起こします。例えば柔道をしていて投げられたときに一瞬くらっとして、しばらく意識を失ったりしますが、すぐに回復してなんら脳に障害を残さないものを指します。
【脳挫傷[のうざしよう]】
頭部に加わる外力が大きく、脳実質に傷がついて一部の組織が壊される場合を指します。自動車と衝突して頭をコンクリートに打ちつけたときなどは、大きな外力が加わるので頭蓋骨を骨折したり、骨の下にある脳にも傷がついたりします。外傷後に意識障害や手足の脱力や麻痺[まひ]、けいれん発作などがみられるときは、組織の破壊が起こっていることがあります。脳の傷害された部位によって明らかな麻痺や感覚の障害が出ないこともありますが、こうした場合も、CTスキャンなど画像診断をして、脳の一部に異常な陰影が見られれば脳実質に傷をつくってしまったことが明らかになります。
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脳梗塞
Posted on November 30th, 2008 No comments脳の動脈の内腔[ないくう]が詰まり、そこより先に血流がいかなくなるため脳組織が損傷を受けます。血管の詰まり方に2種類あり、血管が動脈硬化を起こし、内腔がだんだんと狭くなり詰まる脳血栓症、心臓や大血管で血栓ができ脳まで血栓が運ばれて脳の血管に詰まる脳塞栓症[のうそくせんしよう]があります。脳血栓症は、症状がゆっくり進行し、2〜3日たって完成する場合があります。脳塞栓症は突然症状が完成し、脳血栓症よりも一般的に重症です。脳梗塞をさらに大きく3つのタイプに分ける場合もあります。それは、動脈硬化により頸部[けいぶ]や頭の中の大きな血管が詰まるアテローム血栓性脳梗塞、脳内の細い血管が詰まるラクナ梗塞(脳梗塞の大きさが1.5cm未満)、心房細動(不整脈の一種)、心筋梗塞、心臓弁膜症、心筋症[しんきんしよう]などで心臓内に血栓ができ脳に到達する心原性脳塞栓症の3つです。アテローム血栓性脳梗塞やラクナ梗塞は、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、喫煙などによる動脈硬化が原因です。3つの脳梗塞のタイプの頻度は、昔はラクナ梗塞がもっとも多かったのですが、近年食生活の欧米化とともに、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症が増加し、およそ3分の1ずつです。
片麻痺[へんまひ]になることが多い
脳梗塞[のうこうそく]の症状は、詰まる血管の部位によって決まっていますが、もっとも多いのが、半身不随(片麻痺)です。その他、半身感覚障害、ろれつが回らない(構音障害)、視野障害、ふらつき(失調症)、めまい、物が二重に見える(複視)などです。
治療は脳梗塞[のうこうそく]のタイプによって異なる
脳梗塞の治療は、どのタイプ(アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、心原性脳塞栓症[しんげんせいのうそくせんしよう])の脳梗塞か、発症後の時間、重症かどうかによって異なってきます。2004年度の「脳卒中治療ガイドライン2004」が発刊されました。特殊な治療としては、脳のむくみをとる治療(脳浮腫[のうふしゆ]治療薬)、血管内の血栓に対する治療(抗血栓薬)と神経細胞を保護する治療(脳保護薬)などがあります。大きな脳梗塞で頭蓋内圧[ずがいないあつ]が上がる(脳はかたい骨によって囲まれているため、大きな脳梗塞ではむくみのため中の圧力が高くなり、生命に危険を及ぼします)ような脳梗塞には脳浮腫治療薬(グリセロール)は有効です。血管の中にできた血栓を溶かす血栓溶解療法がもっとも効果のある治療法で、すでに諸外国で使用されています。組織プラスミノーゲンアクチベーターという物質を血管内(静脈)に投与します。この治療法は、脳梗塞発症後3時間以内に投与する必要があります。その理由は、それ以上遅く投与すると脳が出血する可能性があるからです。したがって、患者さんが早く病院に到着しないとこの治療法は選択できません。日本でも近い将来に使用が認可される可能性があります。
カテーテルを入れて血栓を溶かす方法も
血栓溶解療法のもうひとつの方法は、脳血管の詰まっている場所を脳血管撮影という検査で見つけ、その部位にカテーテルを送り込み血栓を溶かす方法です。この場合には発症後3〜6時間でも施行できます。ただし、詰まっている血管が中大脳動脈という血管に限られます。血栓溶解療法ができない患者さんに対しては、血小板という血液成分(血栓をつくるはたらきをもつ)のはたらきを抑える薬(オザグレルという注射薬またはアスピリン)、あるいは血液の固まる(凝固)のを抑える薬(ヘパリンあるいはアルガトロバンという注射薬)を投与することがあります。このほか、脳を保護する薬としてエダラボンという薬が使われます。この薬は世界で初めて使用できるようになった、脳保護薬です。脳梗塞の中で、もっとも重症のタイプは心原性脳塞栓症で死亡率は12%、次いでアテローム血栓性で6%、ラクナ梗塞は死亡することはほとんどなく、90%以上が社会復帰できます。(棚橋紀夫)
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脳動脈瘤
Posted on November 30th, 2008 No comments脳動脈にできるふくらみで、主として動脈の分岐部に見られるこぶ状の動脈瘤と紡錘状にふくらむタイプがあります。こぶの大きさは数mmのものから数cmにおよぶ巨大動脈瘤までさまざまです。これらの動脈瘤が破裂して血液が脳表面に充満するのがくも膜下出血です。動脈瘤は大きくなると脳神経や脳そのものを圧迫して症状をきたす場合があります。脳動脈瘤の破裂は数mm〜1cm以上になると破裂しやすいといわれています。脳動脈瘤を破裂する前に発見するためには、MRアンギオグラフィーを施行することです。
未破裂脳動脈瘤が発見されたら
最近は、脳ドックを行う施設が増え、未破裂脳動脈瘤がしばしば発見されるようになりました。もし発見された場合、放置するのか、破裂予防のための外科的手術を行うのか、あるいは血管内治療を行うのかが問題となります。日本脳ドック学会では、症状のない未破裂脳動脈瘤は、一般的には脳動脈瘤の最大径が5mm前後より大きく、年齢がほぼ70歳以下で、そのほかの条件が治療を妨げない場合に手術的治療がすすめられます。ことに10mm前後より大きい病変には強くすすめられますが、3〜4mmの病変でも、また70歳以上の場合にも、脳動脈瘤の大きさ、形、部位、手術のリスク、患者の平均余命などを考慮して個別に判断する、としています。
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くも膜下出血
Posted on November 30th, 2008 No comments脳動脈瘤[のうどうみやくりゆう]が破裂して起こる場合が多く、今までに経験したことのないような「突然の激しい頭痛」をきたします。「頭を殴られたような」「頭の中で爆発したような」などの表現をされることが多いです。頭痛は頭全体のことが多く、頭痛の持続時間はさまざまで、数時間で消失するものから5〜15日ほどつづく激しいものまであります。意識が障害される場合もあります。血圧は、発作直後から上昇している場合が多いのです。くも膜下出血の原因としては、脳動脈瘤以外に、外傷、脳血管奇形、血液疾患などがあります。
外科的または血管内治療を行う
治療は、安静、鎮痛、血圧の管理を十分行います。破裂脳動脈瘤[はれつのうどうみやくりゆう]が見つかった場合は、再出血予防のため、外科的治療(頭を開け、動脈瘤をクリップでつまみ再出血を予防する)または血管内治療(頭を開けずカテーテルを動脈瘤の部位まで送り込みコイルで動脈瘤を詰める)を考慮します。くも膜下出血の管理・治療は脳神経外科医が中心となって行われます。くも膜下出血は脳卒中の中でもっとも重症で死亡率が高く、20%前後です。
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脳出血
Posted on November 30th, 2008 No comments脳出血の原因でもっとも多いのは、高血圧です。高血圧で脳内にできた微小動脈瘤[びしようどうみやくりゆう](直径100マイクロメートル以下)の破裂により起こります。この脳内微小動脈瘤は、40歳以上の高血圧患者のほか正常血圧者でも60歳以上の人に認められます。高血圧の程度と年齢の増加に比例して脳内微小動脈瘤の数は増加します。脳出血は40〜70代にかけて多くみられます。遺伝性は通常はありません。ごくまれに家族性脳出血が報告されています。季節的には冬に多く、日中活動中に突然発症します。半身不随、言語障害、半身のしびれ、起立困難、めまいなどの症状をきたします。出血が脳のどの場所で起こったか、その大きさにより症状が異なります。重症のものでは頭痛、嘔吐、意識障害を伴います。高血圧性脳出血は、脳の中で起こりやすい場所があります(図9―8、写真9―3)。被殻[ひかく]、視床、小脳、橋[きよう]と呼ばれる場所です(被殻が40%、視床が30%、小脳、橋がそれぞれ10%くらいの頻度)。高血圧以外の原因としては、血管の先天異常、血液の病気、脳の感染症、脳腫瘍[のうしゆよう]、コカインなどの薬物使用などがあります。


