[医療忍者] Japanese Medical Knowledge Database
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  • 鼠径ヘルニア(嵌頓ヘルニア)

    Posted on December 25th, 2008 サスケ No comments

    ヘルニアは腸の一部が下がってくるものです。ヘルニアを起こす子では生後3カ月以内にみられることがもっとも多く、満1歳までに約80%が発症してきます。男の子は女の子の約3倍も多いといわれています。男の子のヘルニアは、鼠径部の腫瘤[しゆりゆう](こぶ)で気がつきます。大きさは、親指の頭大ぐらいから陰嚢[いんのう]が腫[は]れるものまでさまざまです。女の子のヘルニアは、鼠径部から大陰唇にかけての軽い腫れがほとんどですので、見落とされる場合が少なくありません。ふくらんでいる部分は、自然に引っ込んだり、押すと引っ込んだりします。泣いたり、排便時に腹圧がかかるとふくらみが出てきます。泣いたときなどに、鼠径部にふくらみが出ていないか、お母さんが気をつけて見ておくことが大切です。場合によっては、小腸が脱出したまま元に戻らなくなることがあります。そのまま放置しておくと血行障害を起こして腫れあがります。この状態をヘルニアの嵌頓といいます。赤ちゃんは激しく泣き、嘔吐、血便などもみられます。鼠径部の腫瘤は赤くかたくなり、押さえると痛がってなおさら泣きます。放置すると腐ってしまうので、一刻も早くかかりつけの医師の診察を受けないと危険です。このような場合、小児外科医により緊急手術が行われます。嵌頓を起こすのは、ほとんどが1歳未満です。

  • 腸重積症

    Posted on December 25th, 2008 サスケ No comments

    腸管が腸管の中にもぐり込んでしまった状態になる病気です。もぐり込んだところは血液が流れにくくなり、放っておくと腐って孔[あな]があいてしまいます。治療が遅れると生命にかかわる病気です。4カ月〜1歳ぐらいの男の赤ちゃんに多くみられ、それ以降は少なくなります。三大症状は発作的腹痛、嘔吐、イチゴゼリー状の血便です。それまできげんのよかった赤ちゃんが急に激しく泣きだし、おなかをちぢめて苦しみ、顔色も青くなります。嘔吐を伴うことが多いようです。少したって痛みが治まり、ふだんの様子に戻り、また同じような状態をくり返すときは、腸重積症を疑わなければなりません。

  • 虫垂炎

    Posted on December 25th, 2008 サスケ No comments

    幼児の虫垂炎は進行が速く穿孔[せんこう](孔[あな]があく)して腹膜炎を起こしやすいので注意しなければなりません。特に5歳以下の幼児では、この穿孔性虫垂炎が虫垂炎全体の50〜90%を占め高率になっています。急性虫垂炎のおもな症状は、腹痛と嘔吐、発熱(微熱のことが多い)です。しかし、幼児ですと、ふきげんになったり強く泣いたりするだけで、こうした症状が見当たらないことがあります。年長児になると、大人の症状とかなり似てきて、まず上腹部が痛くなり、だんだん右の下腹部へ痛みが移ってきます。時に前かがみになって右下腹部をかばうような歩き方をすることがあります。こういう姿勢をとると痛みが軽くなるからです。子どもの虫垂炎は、なるべく早く手術をします。症状があいまいだからといって、いたずらに経過を見ていてはいけません。子どもが腹痛を訴え、具合が悪い場合には、常に虫垂炎のことを頭に入れておくと重症にならないですみます。

  • 胃・十二指腸潰瘍

    Posted on December 25th, 2008 サスケ No comments

    学童期に入ると、大人と同じように、ストレスが原因で胃・十二指腸潰瘍になる子どもがいます。ストレスは、胃液(胃酸とペプシン)の分泌を多くしたり、消化管の粘膜とそれを保護している血液の流れに障害を起こし、粘膜の下をえぐって潰瘍をつくります。症状は、空腹時の上腹部の痛み、嘔吐などです。また、消化管から絶えず少量ずつ出血しているため、貧血から発見されることもあります。治療は、ストレスとなっている原因を取り除くことから始めます。家庭環境や学校生活に問題がある場合は、一定期間入院させるのもひとつの方法です。

  • ネフローゼ症候群

    Posted on December 25th, 2008 サスケ No comments

    ネフローゼ症候群では、高度のむくみが出ます。むくみのために顔はふっくらとし、おなかにも水がたまるので、全体的に太ったような印象を与えます。時に、強い腹痛を訴えることもあります。また、尿中のたんぱくが多くなるため、尿が泡立ちます。学童では、学校検尿でたんぱく尿が見つかることがあります。子どもの場合は治りやすいですが、いったんよくなっても多くは再発しやすいので、定期的な検尿が必要です。かぜなどの上気道感染は再発の原因となりやすいので、うがいなど予防に努めてください。

  • 急性腎炎

    Posted on December 25th, 2008 サスケ No comments

    急性腎炎はむくみ(浮腫[ふしゆ])と血尿で気がつきます。3歳以下は少なく、大部分は5〜10歳にみられます。むくみは軽い場合は見落としやすいので朝、子どもが起きてきたとき、おやっと思ったら、顔をよく見てください。まぶたが腫[は]れぼったかったら要注意です(子どもによっては、うつぶせに寝て目の周りがむくむこともあります)。むくみがもう少し進むと、それが下肢[かし]や足の甲にも現れます。そのため子どもが自分から靴がきつくなったとお母さんに告げることがあります。脛[すね]を親指で押さえると、へこみます。血尿は、幼児ではお母さんが直接見ることができますが、それ以上の子どもになると本人が気づかない場合は、なかなか発見できません。尿がブドウ酒色か、コーヒーのような色であれば血尿が疑われます。

  • ひきつけ

    Posted on December 25th, 2008 サスケ No comments

    熱がなくて、ひきつけ(けいれん)を起こしているときは、起こした年齢によって、おおよそ病気の予想がつきます。

    【泣き入りひきつけ】

    乳児から幼児期にかけてみられます。激しく泣きつづけるうちに、突然息が止まり、顔色はチアノーゼとなり、ひきつけます。30秒から1分以内に回復します。予後は良好で、後遺症もなく、成長するに従って自然にひきつけを起こさなくなります。予防としては格別なものはなく、過保護にならないよう注意します。

    【点頭てんかん[てんとうてんかん]】

    生後4〜7カ月に多くみられます。頭を前後に振ったり、からだをエビのように曲げ、1回で終わらず、数回連続して起こります。発作は眠り始めたときや、目覚めたときに起こります。これは泣き入りひきつけとは違い重い病気ですので、ただちにかかりつけの医師の診察を受けてください。

    【てんかん】

    幼児期から学童期の子どもがけいれんを起こしたときは、てんかんのケースがあります。てんかんは、脳の神経細胞に異常な興奮が生じ、意識を失ってけいれん発作を起こす病気です。てんかんの診断はなかなか難しいので、かかりつけの医師に相談して専門医を紹介してもらうようにしてください。

  • 食物アレルギー

    Posted on December 25th, 2008 サスケ No comments

    食物は私たちにとって、絶対必要なものですが、場合によっては、アレルギー反応を起こすことがあります。アレルギーとは“過剰な反応”という意味で、そのしくみは抗原抗体反応によるとされています。原因となる食物(アレルゲンまたは抗原)が、からだの中に入ると抗体ができます。この抗体に、再びアレルゲンである食物をとると、アレルギー反応が起こります。食物アレルゲンとしては、卵・牛乳・大豆が圧倒的に多くこれらを3大アレルゲンと呼んでいます。

    食物アレルギーの症状

    アトピー性皮膚炎の増悪やじんましん、鼻水、くしゃみ、喘鳴[ぜんめい]、ぜんそく、腹痛、下痢などを起こします。ひどいときは、アナフィラキシーショック(喉頭浮腫[こうとうふしゆ]〈のどの腫れ〉、呼吸困難)の状態になります。これらの症状は食べてすぐ出るタイプのものが多く、即時型と呼ばれています。

    食物アレルギーの対応

    乳幼児は消化機能が未熟なため、大きい分子のたんぱく質のまま吸収されて、アレルギーを起こすと考えられています。つまり、食物アレルギーのアレルゲンはたんぱく質です。したがって食物アレルギーの対応は、たんぱく質の除去にほかなりません。とはいえ、特定のたんぱく質を含む食物を除去することは、発育中の子どもにとって慎重に行わなければならないことは当然です。かかりつけの医師と、よく相談してください。たいていは、除去食についての患者さん用のパンフレットを用意してあるはずです。

  • 湿疹(アトピー性皮膚炎)

    Posted on December 25th, 2008 サスケ No comments

    湿疹は5歳以下の乳幼児によくみられます。

    ひっかかないよう工夫する

    乳児では生後2〜3カ月からみられます。頬のあたりに赤いブツブツができ、しだいにジクジクしてきて、かさぶたもできてきます。かゆみが強いので、かいてひっかき傷をつくりやすく、顔から頭、耳の周り、首すじ、手首、手などに広がっていきます。5〜6歳以上の子どもの湿疹は、カサカサ乾燥してきます。かゆみがひどく、ボリボリかいて、ひっかき傷から化膿することもあります。肘や膝のくぼみの部分や、耳の後ろ、首すじに多く出ます。

    薬は医師の指示に従って

    早めに皮膚科または小児科に受診してください。かゆみ止めによく使われる副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)軟膏は、作用の強いものから弱いものといろいろ段階があって、場所や症状に応じて使いわけが必要です。また、副作用もありますので、自分勝手に使うことは危険です。症状によっては、ますます悪くなる場合もありますので、必ず医師の指示に従って使用してください。アトピー性皮膚炎とは、気管支ぜんそくなどアトピー性素因をもった子どもの慢性的に経過する湿疹のことをいいます。アトピー性皮膚炎は治りにくいので、いろいろな民間療法が行われていますが、かかりつけの医師の意見を聞かれることをおすすめします。

  • クループ(せきと声がれ)

    Posted on December 25th, 2008 サスケ No comments

    喉頭炎[こうとうえん]などで気道が狭くなって息が吸い込みにくく、せきが出て、しわがれ声になった状態をクループといいます。1〜3歳の乳幼児に多くみられ、5歳以上はまれです。かぜ(軽い上気道炎)にかかっていた子どもが、夜間突然、犬の遠吠えのようなせきをして、ふとんの上に座ってゼーゼーとひどく苦しがることがあります。一般には、全身状態は比較的良好で、熱は正常か、あっても少し高いぐらいです。朝方になると快方に向かい、日中は軽いしわがれ声と、せきだけで元気になります。しかし、夜になると、再び同じ発作をくり返します。